2018年8月26日日曜日

旅するジャンべ(青森編) 第六夜 「キリストの墓」

旅するジャンべ(青森編) 第六夜 「キリストの墓」



 六回に分かれてお届けしました、旅するジャンべ(青森編)は次回で終幕となります。今回の内容は、青森県十和田郡新郷村にある、「キリストの墓」についてです。


 青森にはTVでも取り上げられている、「キリストの墓」というものがあります。この場所は、「話のネタ」程度にしか考えていませんでしたが、十和田からフェリーターミナルのある八戸の間にあることもあり、立ち寄ってみることにしました。

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 レオナルドダヴィンチの描いた、「最後の晩餐」という壁画があります。この壁画は、一般的にはキリスト最後の日の情景を描いていると言われています。しかし、実はこの場面は「キリストが復活した後の場面を描いた絵である。」という説もあるそうです。

NHKがCGで財源したダビンチの「最後の晩餐」

 また、描かれている使徒の中で、キリストの左に座っている「ヨハネ」とされてきた人物はキリストの弟子であり、妻でもあった「マグダラのマリア」ではないかといわれています。(これは、映画『ダヴィンチコード』の題材にもなってますよ。)

 この壁画では「ヨハネ(マグダラのマリア)とペテロ(その左)」が話をしているように描かれています。また、ペテロは険しい顔で中心にいるキリストを指差し、左手にはナイフを隠し持っているんです。使徒が、キリストを指差すということ自体、おかしなことですよね。しかも、「なぜ、ナイフを持っているのか?」という疑問もあります。
 
「ペテロ、ヨハネ(マグダラのマリア)、手前は裏切り者ユダ」

 この場面では、マグダラのマリアに対してペテロが「あれは本当に主(キリスト)なのか?私には以前の主には見えない。もし、主の復活を謀った別人ならば、私がこの場で殺してやろう。」と問いかけていると読み取ることもできます。それに対し、マグダラのマリアは、「あれは確かに主(キリスト)です。」と言っている。

(↑あくまでも、私の推測ですよ。)




 ここで、気になるのがペテロが復活したキリストを以前とは別人と感じているところです。この部分は、復活したキリストの容姿が以前と違っていたのではないかと考えます。


 人間の体は現世で活動するための器にすぎません。そこに魂が宿ることで人間となるのですが、現世には、人々を導くなど必要な使命を帯びて「高次元の魂」が人として受肉し、一定期間人として暮らすことがあるそうです。(インドのサイババや仏教を興した釈迦、そしてキリストもそうだったと言われています。)

そして、「キリストは兄弟の体を借りて復活した」という話があります。

 キリストの場合、磔刑になった後に復活するという奇跡を見せることが重要だった。しかし、一度機能を止めた体には魂は入ることができない。そこで、兄弟の体に入れ替わってキリストの魂が入り、「キリストの意識として復活した。」ということなのではないかなと考えています。そう考えると、ペテロがキリストを疑ったことが理解できます。

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 さて、長い前置きでした。ここから、「キリストの墓についてです。」

「キリストの墓」のある新郷村は、1995年(昭和30年)に村の合併でできた名前で、それ以前は「戸来(へライ)村」でした。「へライ=ヘブライ=古代イスラエル」につながる名前ですね。そもそも、この村は、昭和10年に北茨城市にある高祖大神宮という場所で、竹内巨麿という人が見つけた古文書に書かれた内容をもとに見出されたされた村なんですね。近くには古代祭祀を行ったピラミッドもあって、何やら怪しい(いい意味で)空気感を感じる場所です。

 この村では今でも様々な、“ 日本的ではない ”風習が残っています。「ナニャドヤラ」という踊りもその一つで、青森では有名です。これらの風習は現地に行ってみると、村に古(いにしえ)から伝えられ、受け継がれてきたことがわかります。



 キリストの墓には、階段を登っていくと向かって右のキリストの墓、左手に「弟のイスキリの墓」があります。説明では、かつて磔刑となったのは弟のイスキリで、キリストは難を逃れて戸来村にたどり着き、そこで生涯を終えたとなっています。
 
 話のはじめに描いた、「魂が兄弟に受肉して復活した。という話と相まって、キリストの兄弟の墓がある。というあたりに、キリスト復活の真相がある気がしてなりません。
手前「弟イスキリの墓」、奥「キリストの墓」

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「水木しげる先生の古代出雲」
 
 最近の自分の中のテーマに「出雲族」というものがあります。東北だと、「蝦夷(エミシ)」「縄文」「アラハバキ」、京都では「穢多」「秦氏」「ギオン」。これらのワードが「出雲」と関わりがありそうだと調査中です。そしてさらに繋げると「古代ユダヤ」との関連があるようで、日本人のルーツと古代ユダヤの関わりはこれから重要になるとも言われています。

「ユダヤ」と「キリスト」という共通性から、青森に「キリストの墓」があるということに興味を感じたわけです。う〜ん、なんか東北は色が濃い!と思い始めています。

 
 ちなみに、「新郷村には信号がなかった。」そうですが、最近一つ信号がついたみたいです。また、青森は「ミニ・ストップ」というコンビニが多いのですが、新郷村には「キリ・ストップ」という売店があります。新郷村プチ情報でした。

 新郷村の「キリストの墓」に立ち寄ることがあったら、墓だけでなく、ぜひ資料館にも入ってみてください。
 中央に地球儀が置いてあり、様々な文明が起こった場所を記しているんですけど、太平洋の真ん中あたりに「ムー大陸」と「レムリア大陸」、そして大西洋に「アトランティス大陸」と記してあったりと、個人的には、この地球儀に萌えました(笑)小さな資料館ですが、普通にこんな資料を展示している所ってないなと思います。興味深い所です。
 



 次回の、帰着後の番外編を持って旅するジャンべ(青森編)、完結です。

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